大塚博堂 哀しみ通せんぼ


ゴールデン☆ベスト 大塚博堂 シングルス

ゴールデン☆ベスト 大塚博堂 シングルス


けさ、Radio Channel大塚博堂の曲を聴いていた。午後、出かけたときラジオから流れてきたのも博堂だった。なんか、ミニ特集とかいって何曲かまとめて。どちらでも「哀しみ通せんぼ」は聴けなかったけど、一番好きだったな。

学生のとき、ラジオばかり聴いていた頃はやっていたんだ。そして、訃報。次の日ガッコで、友だちに「博堂さん死んじゃったんだよね」って言ったら、「それで、きのう借りる人いっぱいいたんだ・・」って、この人は当時レンタルレコード屋さんでバイトしていた。まだ、レコードのときでしたよ。

アルバム「あの日、あの時」の中に、お母さんのことをつぶやいているのがあって、お母さんが、電話しても電話口に出てくれない、それは、電話で声を聞くと泣いてしまうからだって、お兄さんが教えてくれた、っていうのがあって、それを聴いたら胸がいっぱいになってしまった。37歳。そんなにはやく亡くなってしまうなんて思わないもの。

よく、お母さんが亡くなってから、いろいろなことを後悔したという話を聞くので、そういう後悔はしたくないなと思っていた。今できることは、なんだってしたいって思ってた。自分なりに、今できることを、無理なくできる程度に、両親にしているつもり。全然、不十分だけど。でも、こどもたちにはどうだろう。こどものために、わたしができる精一杯のことをしているだろうか。自分がちょっとでも楽しようとして、手を抜いていないだろうか。両親が死んだときに後悔しないこともだいじだけど、それは、ある程度許されるかな、ってちょっと甘えている。自分が死ぬときに、こどもたちに対して後悔しないように、いま、わたしにできる精一杯を、しないといけない。母や父が、わたしにしてくれたように。