思いがけず、友人から大量の毛糸が送られてきた。娘たちになにを編んで欲しいか訊いて、帽子とマフラーを編むことに。糸を選んで、編み込み模様を入れた帽子が、思った以上にステキな仕上がり。娘たちにも好評で、よかった♪、と思っていたら。帽子を見たダーリンが、すごくいいね、と褒めてくれたのはいいけれど、お店で買ったらきっとすごく高いぞ、って。お世辞でもいいから、こんなステキなの、お店では売ってない、って言って欲しかった。そういえば、編んでいるときに、買うより編んだ方が安いのかい? って訊いてたっけ。同じように見えるものなら、きっと、買ったほうが安い。って言ったら、じゃあなんで編むんだ? って。お金に換えられない価値観のようなものが違っているんだ、きっと、わたしたち。ダーリンのことは大好きだけど、説明しても分かり合えないものがあるってことが、すこし悲しくなった。関係ないけど、糸を送ってくれた友人に申し訳ない気持ちになってしまったり。娘たちが、手編みの帽子を喜んでくれたのが救い。