転院


午後、ダーリンの主治医先生に呼ばれ、検査の結果説明と、専門医受診のすすめ。紹介状や写真ができるのを待って、夕方、札幌の病院へ。玄関に入って驚いた、(ホテルみたい)と思ったら、「ホテルみたいだな」とダーリン。いまどきの病院って、こんななんだ。田舎の町立病院とかしか行ったことがないわたしたちは、田舎者丸出しでキョロキョロ。紹介状を書いてくださった先生は、ふだんお年寄りの患者さんが多いせいか、とても丁寧にわかりやすく説明してくださる先生でしたが、ここの先生は、たぶん同じような症状の患者さんがとても多いのでしょう、早口で流れるような説明。なんだか法ができたせいで、説明しなくちゃいけないことがすごく多いんですよ、急ぎ足ですみませんねと言いながら。すでに診療時間は過ぎている。そして、すぐに処置。はじめ50分と言われていたのですが、実際には30分強。これ以上は耐えられない限界ぎりぎりの時間で「たぶんベストの処置」。ダーリンは、まだ麻酔が残っていて頭がはっきりしていないのか、先生の説明やナースの質問にはわりとはっきりお返事しているのに、わたしには何度も同じことを訊いたりします。面会時間が過ぎたので帰ってきましたがちょっと心配でした。

札幌の街の中は、ここ数日の大雪で、道路の片側にダンプが十数台ずつあちこちに並んで止まっていて、排雪作業中のため、渋滞。病院を出て札幌から抜けるのに1時間くらいかかりました。わたくし札幌市内を自分で運転するのははじめてです。渋滞のおかげでスピードを出さなくてすんで、道路を確認しながら走ることができてよかったです。でも、雪のおかげで道幅が狭くなっており、隣の車とすれすれで走るのが怖かった。江別あたりからは知っている道だし、夜も遅い時間で車も少ないので、ホッとしました。

家に着いて少し落ち着いたら、なんだか急に泣きたいような気分。あしたは電車で行こう。