タンチョウついに1000羽超す 絶滅危機を脱す 道が調査 【北海道新聞】


http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060223&j=0047&k=200602226677


去年も1000羽越えたって言ってなかったかい?
調査機関が複数あるんだろうか、でも、記事にしていたのは道新だったよ。


≪以下記事≫


【釧路】道が二十二日発表した国の特別天然記念物タンチョウの生息状況一斉調査結果で、生息数が初めて千羽を超え、過去最多の千八十一羽に達した。調査を始めた一九五二年には三十三羽と絶滅寸前だったが、地道な給餌活動などで数を増やしてきた。千羽は「遺伝的に絶滅の危険から脱する目安」とされ、関係者に喜びが広がった。

 今回の調査は一月二十五日午後三時、釧路、根室、十勝、日高の四管内の計百五十六カ所で実施。生息数は前年同期より四百十三羽多く、過去最多だった二○○三年一月を百七十三羽上回った。

 繁殖状態の目安となる幼鳥数は百四羽で、○二年に次いで多かった。全体に占める幼鳥の割合は9・6%と、過去五年間の平均10・8%より低いが、道は「年変動の範囲内」と説明している。

 七○年に世界初の人工ふ化を成功させた高橋良治・釧路市丹頂鶴自然公園名誉園長は「自分たちのやってきた努力は正しかった」。ツル研究の第一人者、正富宏之・専修大道短大名誉教授は「ひとまず安心できる数字。ただ、現在の繁殖地は込み過ぎ。病気などを防ぐため、生息地を分散させる必要がある」と指摘している。

<写真:多くのタンチョウが羽を休める釧路管内鶴居村下雪裡(しもせつり)の鶴見台=22日午後3時(菊地賢洋撮影)>


2006/02/23 10:10