「こどもを生め」という有言無言の圧力から
いったいいつになったら逃れられるんでしょうと思い続けていた


そういえばいつのまにか開放されちゃってるわ、わたし
気がついたらそんな感じ、やれやれ


それでもわたしが感じた圧力は少ない方だと思う


結婚してもわたしたちは別々に暮らしていたので
ダレもこどものことなんか言わなかったし
長女が生まれて約2年後に二女が生まれたので


二人目はまだ?
一人っ子はかわいそうよ
なんてことも言われずにすんだ


こどもが欲しくても叶わない人がいる
だから無神経に
お子さんはまだ?
なんて言っちゃいけない
っていうことはわりと多くの人がわきまえているようだけど


不妊症なんだけど
やっと一人出産できたっていう人は
周りの人にはわかりにくいから仕方がないんだけど
二人目はまだか?
と言われて傷つくし
言っている人は自分の無神経さに気がつかない


わたしは二人目を生んだあと
もう出産は危険だということがわかり
それどころか妊娠できたことや二人も出産できたことにお医者さんが驚いていたので驚いたんだけど
二人生んだ人には
周りの人たちも安心して
女は三人生んで一人前とか
女の子ばっかりだとねぇ、こんどは男の子産んだら?
とかいよいよ無神経に言ってくる
いろいろな人が同じことを言ってくる
同じ人が何回も同じことを言ってくる


もう一人生むとわたしは死ぬのです
それでも生んだ方がいいと思う?
言いたい気持ちを飲み込んで
だってみんな悪気はない
みんなみんな善意の人なんだもの


三人生んだらもういいかというと
男の子ばかり三人生んだ人は
やっぱり母親の気持ちがわかる女の子がいたほうがいいよ
とか言われて傷ついていたし


結婚はまだか
こどもはまだか
二人目はまだか
三人目はまだか
女の子ばかりじゃダメだ
男の子ばかりじゃダメだ


男女二人ずつ生むか
だいたい45歳を過ぎるくらいまで
それくらいまで我慢したら
生め生め攻撃から開放されますよ


みんなそれぞれの事情があって今のこの状態
なんでこんなに我慢しないといけないんでしょうね