共白髪


父からトマトをとりにおいでと電話があり、夕方行ってみた。母の花畑はカサブランカがいっぱい開いてむせるほどの匂い、鼻が痛い。父が物置から箱を抱えて出てきた。トマトがいっぱい、食べきれるかな。家に入ると母が一本だけトウキビをのせた皿を持ってきた。一本しかないんじゃないの、と訊くと、もう一本あってそれは父と母と二人ではんぶんこして食べたから、それは食べてよいよ、と。ありがとう。半分に折って母と食べました。きょうは母方の祖母の月命日なので、少し早いけど2本だけもいでお供えしたのですって。柔らかくてあまくておいしかった。