伯父が入院している
急な腹痛で呼んでもらった救急車に独りで乗って行き
連絡を受けた身内が病院へ行くと
すぐに手術が必要と言われ
それでもずいぶん待たされ
待っている間の苦しみかたは相当のものだったようです


翌日母が見舞ったとき
痛みで動いてしまうので手足を縛られていたと
かわいそうに思っているらしい声がかわいそうでした


その後、わたしが見舞ったときは
薬が効いて痛みもわからないように
おだやかな顔をして眠っており
手足は縛られていません


痛みを感じないでずーっと眠り続ける薬を使うのと
手足を縛るのと
どちらがダメージが大きいのでしょう
痛くてたまらないのに
手足を動かすことができないことを想像すると
とても苦しくて怖くて涙が出ました
伯父の苦しみでなく
自分の苦しみを想像してしまったのです
もしもわたしが手術をするようなことがあって
同じ状態になったら
命を縮めても
薬で眠らせてください
縛らないでください
そうお願いしようと思います


手術後99.5%助からないと言われていたらしいのですが
先日、意識が戻り
快方に向かっていると連絡がありました
よかった
伯父にとっても
伯父の家族にとっても
たくさんいた兄弟が少しずつ欠けていくのを
さびしく思っている母にとっても